ソトノバ × GCT コラボプロジェクト
「ソトみど」始動!ソトとみどりのイイ関係
ソトノバTABLE#50 x GCT 〜居心地の良いパブリックスペースとみどりとは?〜
この度、Green Connection TOKYO(以下、GCT)とソトノバが初めてコラボレーションするプロジェクト「ソトみど」がスタートします。ソトにおけるみどりをテーマに、都市のパブリックスペースや民有地において、みどりを活かしたさまざまなプレイスのアイデアを紹介し、単なるみどりの価値だけでなく、身近にみどりを取り入れる手法や、継続的な運用方法を学ぶ機会を提供していきます。
本イベントでは、一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会の理事である石川由佳子さんをゲストに、ソトノバの泉山塁威さん、山崎嵩拓さん、秋元友里さん、そしてGCT代表理事の佐藤留美と事務局の宮奈由貴子が、ソトとみどりのイイ関係、居心地の良いパブリックスペースを生み出すために必要なみどりの役割とはなにか、またその効果について考察します。
一般社団法人ソトノバは、ソトやパブリックスペースを豊かにすることを目指したコミュニティメディアです。「ソトを居場所に 、イイバショに!」をコンセプトに、2015 年11月にパブリックスペース特化型WEB マガジンとして活動を開始。現在(2024年時点)、850を超えるソトやパブリックスペースに関する記事を配信中。
▶開催概要
2024年8月8日(木)15:00~16:30
石川由佳子
アーバニスト/エクスペリエンス・デザイナー/一般社団法人 for Cities共同代表理事/一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会理事/ watage ディレクター
「自分たちの手で、都市を使いこなす」ことをモットーに東京、カイロ、ホーチミンなど国内外の都市で市民主体の小さな活動を街の中で企てていく。都市体験のデザインスタジオ「for Cities」共同代表理事。世界中のアーバニストのためのプラットフォーム「forcities.org」や学びの場「Urbanist School」を国内外で企画・運営。神田にコミュニティ拠点「watage」を立ち上げ。ユース世代のためのアーバンデザインセンターとして活動をスタート。街路樹のデータプラットフォーム「Dear Tree Project」主宰。
一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会とは
SOCIAL GREEN DESIGNは、「社会に役立つみどりをつくる人をつくる」ことを目標に、これからの社会に必要とされる、新しいみどりのあり方について再考し、その実践を通じて地域課題の改善と、持続可能な新しい豊かさの共創を目指す、みどりのデザインムーブメントです。人口減少、空き家の増加、インフラの老朽化など、社会環境が変化する中で、スクラップアンドビルドではなく、「人間・経済中心」から「環境・自然中心」へと視点を移していく必要があると考えています。みどりはただあるだけではダメな時代に突入しています。個人のために作られる庭のデザインから、公共のみどりのメンテナンスまで、みどりを取り巻くさまざまな「仕事」の価値観を更新し、人と街、街と自然をつなぐみどりづくりの担い手を増やしていきたいと考えて活動をしています。
▶メンバー
泉山塁威
都市戦術家、日本大学理工学部建築学科准教授、一般社団法人ソトノバ共同代表理事
1984年札幌市生まれ/博士(工学)/認定准都市プランナー/専門は、都市計画/都市デザイン/都市経営/エリアマネジメント/プレイスメイキング/タクティカル・アーバニズム/ウォーカブルシティ/主な著書に、「パブリックスペース活用事典: 図解 公共空間を使いこなすための制度とルール」(共著、学芸出版社、2023年)など。
山崎嵩拓
東京大学総括プロジェクト機構特任講師、ソトノバ・パートナー
1991年生まれ。道産子。博士(工学)。東京大学特任講師。ソトノバ・パートナー兼Green Connection Tokyoアドバイザー。探求している専門分野は「アーバンネイチャー:都市での自然との関わり合い」。現在の研究キーワードは、AI、鳥のさえずり、保育園児のお散歩、スケートボーダー、コインパーキングなど。多様な専門分野から抜け落ちている“外側”の重要テーマに取組んでいる。編著書に『タクティカル・アーバニズム(学芸出版社:2021年)』、共著書に『都市を学ぶ人のためのキーワード事典(学芸出版社:2023年)』『パブリックスペース活用事典(学芸出版社:2023年)』ほか。
秋元友里
一般社団法人ソトノバ ディレクター、日本大学理工学部客員研究員、庭師
神奈川県川崎市の農家出身。リアルな都市農業の課題について家族と向き合い、地域で活動を行う。学生時代は都市デザインを専攻し、都市部における地域の農と人との関係性について研究を行う。ソトノバでは主にイベントコーディネートやコミュニティデザインを担当する傍ら、造園業にも従事し日本庭園の施工・維持管理を行っている。趣味は盆栽で、マーケット等での販売業にも携わる。
佐藤留美
NPO法人Green Connection TOKYO 代表理事、NPO法人NPO birth事務局長
東京農工大学農学部森林利用システム学科卒業。都市のグリーンインフラ機能を高めるさまざまな取り組みに精通。まちづくりや公園緑地の保全・利活用についての相談・企画運営に多数携わっている。著書に「パークマネジメントがひらくまちづくりの未来」(共著、マルモ出版、2020)ほか。中央環境審議会 自然環境部会委員(環境省)、グリーンインフラ官民連携プラットフォーム運営委員(国土交通省)、(公財)日本自然保護協会評議員、(一社)公園管理運営士会理事。
宮奈由貴子
NPO法人Green Connection TOKYO コミュニティ プランナー、NPO法人NPO birth コーディネーター
東京の元農家出身。20~30代は公民学連携の様々なまちづくりの現場でコミュニティデザイナーとして奔走。その後、フィールドを公園に移しパークマネージメントのポテンシャル開発とみどりのまちづくり分野におけるコンサルティング業務に従事。今は、父が残した不動産管理に携わることを通して、まちなかのみどりを残し・活かすことの難しさに直面しながら、元農地のコミュニティガーデン化と我が家の庭づくりで頭がいっぱい。